作曲は妄想してなんぼ

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前置き

はい、初陣です。
このブログをどんなふうにしていこうか、
しばらく悶々と考えてみました。
「ネタ」はわりとサクサク出てくる。

・打ち込みネタ
・プラグインネタ
・音源ネタ
・作編曲スキル
・録音ノウハウ
・ミックスのあれやこれや
・マスタリングのあれやこれや
・機材ネタ (ケーブルネタもいけそう)
DTM絡みだけでもサクッとこれくらいのカテゴライズは思いつく。

・新譜/旧譜レコメンド
・落語
・漫才
・読書
・料理
・温泉
・空港 / 飛行機 (これ大事)
音楽とは関係なさそうでいて、じつはとっても大事なあれやこれやも。

ですが、
今回は初号記事ということでもっと大前提な話しを書こうかなと思います。
なんていうか、作家として日頃肝に命じている事ですね。
あくまで自分はこういう思考回路で仕事してますよということ。

作曲は妄想してなんぼ

まぁ、よく言われる話しですが
「プラグイン揃えても、ハイエンドの機材買っても曲は良くならんよ。」
的なね。
一歩間違えるとただの説教臭い話しですが、
ジワジワと日々重みが増してくるんですね。これが。

いわゆるお仕事では常にスピードを求められます。
特に劇伴案件は曲数も多いし、現場では「音楽」を待っています。
舞台の案件だとこちらの音楽が進行しないと稽古が滞ってしまう事もあります。
現場で作っているのは演劇作品であって音楽アルバムではない。
音楽は演出の一部であってその一部が作品を引き立ててなんぼ。
まさか足を引っ張る訳にはいかないのです。
そんな時に頼りになるのはやはり日頃の積み重ねしかないのです。
「作品」にいかに集中するか、が勝負でMacの画面に向かってDAWと格闘しだすと、
自分が音楽してるのか、パソコン作業してるのか分からなくなる時がある(泣)
なんだかもうエクセルで表計算してるみたいな。

無機質な「作業」になるのは危ない。

だから、画面の中の出来事は完全に手足になって無意識に動かせる状態で
音楽を妄想して深く入り込んでいる状態が僕にとっての理想です。
(そうです、仕事中は悶々としています…ハァハァ)
そう、妄想と無機質な作業は対極なんです。
EQだとかCompは完全に使いなれて手に馴染んでいるものが好ましいです。
で、馴染ませるには使い倒すしかないのですよ。
馴染むって言うのは操作性だけじゃなくて音作りの判断スピードも含めての話し。
楽器の練習だってそうでしょ?
いかに表現に集中するかが大事な訳で、
Martin弾いてようがGibson弾いてようが(もちろん音楽的に大事なことですが)
関係なくてどんな演奏をするかが肝なのです。

誤解無きよう

誤解がないように言っておきますが、
「プラグインなんて何でもいい」なんて言ってません。とっても大事です。
ただお気に入りを見つけたらしばらくは使い倒す。
という話しです。

とはいえ、
やっぱり次から次へとリリースされるプラグインは魅力的なものばかり…
正直、音源含めて自分も見れば欲しくなる。涎…
で、それを少しずつ買い足して充実させていくことで
モチベーションが保たれるというのもよく分かる。
機材大好きでヴィンテージから新製品まで
コレクターのようにお持ちな作家さんもいらっしゃいます。(ちょっとうらやましい。)
そしてもちろんすんばらしい作品を残されています。

手段と目的

要はそれらが音楽をつくる上での手段の一つであって目的にならないように
気をつけています。

と、いうお話し。

今年はしばらくぶりにスタジオのシステムを一新したいと企んでいるので
日々機材やらプラグインやら音源やら楽器やらによだれが止まらんとです。
(全文台無し…)

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