いつも劇伴作品を書かせていただくと自分の改善点があぶり出されます。
が、喉元過ぎればってやつで時間が経つとほっとして忘れます。
なので今回は喉元を過ぎる前に書き留めておこうかと思います。
QOLの維持
QOL(Quality of Life)、要は生活の質。って言い切っちゃうと語弊がありますかね?
この仕事は不思議と夜型の生活スタイルの人が多いですよね。
この「夜型」って「規則的な夜型」ならある程度QOLを保てると思うのです。
健康的かどうかは分かりませんが少なくともある程度の生産性を維持できると思います。
危ないのは一日のサイクルが24時間以上になり始めたとき。
作業量的に一日24時間サイクルでは間に合わないような〆切がある時に
ある種、暴力的にこの「規則」は打ち砕かれます。キャー!!
んで僕がいつもダメージを感じるのは締め切り明けです。
ダメージが大きいほどタイムラグがあって表面化します。
身体的なものでいうと、以前記事にもしましたが突発性難聴はこのタイミングで発症しました。
あとはメンタルが少し不安定になる気がします。
若い頃は「解放感」として処理できていましたが、最近は逆向きに作用します。
老いです。老い…(泣)
結局もとの「規則的」な生活を取り戻すのに結構な労力を使う事になります。
心身ともに疲れます。
なのでこれは自分にとっても大きなテーマですが、
いかなる状況でも自分のサイクルを守っていつも通りの生活を送ること。
朝方でも夜型でも自分にとってのゴールデンタイムを見極めてその時間に一気に集中する癖をつけること。
要は常にQOLを維持すること。
これは作品の品質に直接的に影響します。断言!
スキルの棚卸し
僕はお仕事モードに入るとよほどのケースをのぞいて冒険はしません。
言い方は悪いですが”手癖”で書きます。
具体的な進行についてはこちらの記事にも書きましたが、
その時の自分のコントロール出来得る範疇で書くようにしています。
例えばF1のハイスペックマシンで培った技術をコンシューマの一般車両に技術応用するのと似ています。
そのうえで制作中に自分のスペックに不足を感じればそれをしっかりと記録しておきます。
自分のスキル”手癖”の棚卸しをするんです。
・弦のコンビネーションに不安があった。
・シンセのサウンドデザインがいまいちイメージ通りにいかなかった。
・制作進行に無駄があった。
・新しく取り入れたアイディアをコントロールしきれなかった。
などなど。
で、締め切り明けにそれらを仕事ではない自分の作品作りで見直してそれらが”手癖”になるまで
自分の中に落とし込みます。
まとめ
まとめます。
「日頃の行いが大事」
これに尽きます。
・「夜型」でも「朝方」でも規則的な生活サイクルを維持する努力をする。
・自分にとってのゴールデンタイムを把握する。
・スキルの棚卸しをする。
どれもこれも”いつも通り”でいないとできません。
いつも通りの生活サイクルで
いつも通りのゴールデンタイムで
締め切り明けでもいつも通りスキルの棚卸しの時間を作る。
う〜〜〜ん。
書いてて思ったけど…
結構ハードル高いよね。
一応言っておきますが、僕がちゃんと出来ている訳ではありません… えへ。
言うは易し、書くも易し、行うが難しですな…トホホ
僕もこれらを心がけて生活しようと思います。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます!
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ばいばい