べん(@hacoven)です。
クラシックを聴きたいとは思うけど何から聴けばいいか分からない。
そんな事を言ってるDTMerがいたのを思い出したので
今日はべんがおすすめするクラシック10選をお届けします。
目次
クラシックに苦手意識のある人はモーツァルトは後回しでいいんじゃないか。
今日おすすめする10作品は19世紀末〜1930年ちょっと過ぎくらいの曲ばかりです。
近代音楽と呼ばれる年代ですね。
なぜそんな選曲にしたのか?
ロマン派までの音楽は学校で習った。おかげで嫌いになった。
(ロマン派;いろんな解釈があるけどざっくり19世紀の音楽ね。)
大抵はみんなクラシックが重くて難しくて頭よくないと聴けないみたいに思うでしょ?
それって学校教育で刷り込まれた先入観だと思うのです。
どんだけ有名でもモーツァルトって言われた瞬間に身体が退屈モードになっちゃう。
だから今回は”その後”の音楽に絞ってみました。
20世紀後半の現代音楽にはメロディがない。
人はやっぱりメロディとハーモニーを聴いて心が反応します。
で、20世紀後半の現代音楽になってくるとそういったメロディが無くなっていきます。
調性のない無調音楽というやつね。(十二音技法)
なのでいわゆる現代音楽も今回の選曲からは外しました。
べんの独断と偏見。
というわけでロマン派と現代音楽に挟まれてるこの時代を選んでみましたよと。
(後期ロマン派以降ですが…)
ちなみに順不同です。
べんのおすすめクラシック10選
1、イーゴリ・ストラヴィンスキー「春の祭典」(1913)
ストラヴィンスキー三大バレエ音楽のひとつ。
バレエそのものも必見!
2、イーゴリ・ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」(1911)
同じくストラヴィンスキー三大バレエ音楽のひとつ。
もうひとつが「火の鳥」
3、ラヴェル「ボレロ」(1928)
「インストを作曲する具体的手順」でも紹介しましたが、
ってか今更あんたに紹介されんでも…というくらい有名ですね。
4、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
同じくラヴェルはん。
最初ピアノ版が1899年。で、本人が管弦楽曲に編曲したのが1910年。
ラヴェルはさ、「スイスの時計職人」なんて言われるほど精緻なオーケストラを書くんだよね。
今生きてたらものすごい精密なDTMerになってそう…
5、ドビュッシー「弦楽四重奏曲ト短調 op10」
ラヴェルよりも一回り年上のドビュッシー。
唯一のカルテット曲です。
大好きです。アナライズで打ち込みしてみた事あったな。またやろ。
6、ジョージ・ガーシュイン「ラプソディーインブルー」(1924)
こちらも有名曲。
どっかしら必ず耳にした事あるはず。
ちなみに編曲は本人ではなくてファーディ・グローフェっていう人がやっています。
7、パブロ・デ・サラサーテ「カルメン幻想曲op25」(1883)
作家名と曲名だけだと??かもしれませんが、
冒頭を聴けば「あああ〜!知ってる知ってる!」です。
8、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番ハ短調op18」(1900 ~ 1901)
こちらもメロディーは超有名。
CMとかTVでもよく使います。
このピアノ弾いてるYujaWang(ユジャワン)さん大好き。
9、ショスタコーヴィチ「交響曲第5番ニ短調op47 革命」(1937)
「革命」なんて副題が付いていますが、ショスタコーヴィチご本人によるものではなく後付けなんだって。
ちなみにベートーベンの「運命」も同じくです。
なんにしてもとにかくカッコいい。何かと闘いたくなります。
10、バルトーク「ルーマニア民族舞曲」(1915)
もともとはピアノの組曲。1917年にご自身が小管弦楽に編曲。だそうな。
この短い時間に6つの舞曲小品で構成されています。
先に紹介したストラヴィンスキーのバレエ曲もそうだけど、
こういった民族、民謡ベースの旋法曲にどうしても血が騒ぎます。
今はgoogle先生が何でも教えてくれるので、
今日紹介した10曲をサラッと聴いてみて「あ、これ好きだなぁ」ってのがあったら
是非検索してみてください。
・同じ年代の曲で聴き漁る。
・気になった作家と同じ国の作家を漁る。
・好きな形態、交響曲とかピアノ協奏曲とか弦楽四重奏とか、で絞って漁る。
広げ方はそれぞれです。
普段、現代の曲を調べて聴いてみるのと同じ。
興味が惹かれる方に逆らわずに進んで選ばずに聴いてみる事をおすすめします。
今日の10選がそんなキッカケになれば嬉しいでっす!!!
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます!
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ばいばい