こんにちは。べん(@hacoven)です。
前回の記事にも書きましたが、
最近koogeではCoWriteをいろいろと掘り下げています。
実際のお仕事案件でも運用し始めています。
なかなか定義の難しい制作手法だけど、
PDCAを回して解像度を上げているところです。
今回は今の時点で見えてきた
目次
koogeなりCoWriting、アレやコレ。
具体的な進行
1、何を作るために集まるのか
ここが肝心要。
具体的な曲のイメージ。想定される媒体。
リスナーの年齢層。などなど。
CoWriteじゃなくても制作する時には必要なことだけど…
ゴールに対してのより明確なイメージをチームで共有することが必須です。
2、叩き台となるトラックを作る
チームでスタジオ入りした時点でゼロからのスタートを切るよりも
叩き台となるザックリしたトラックがあると進行がスムーズ。
リズムのループだけでもいいし、コード進行の一部分だけでも…
後々、この原型が残っている必要はありません。
あくまでも叩き台。
でもこれはケースバイケースだしもっと経験値を踏めば必要なくなるプロセスかも。
3、メロディメイク、トラックメイク
チームでスタジオ入ってイメージ共有したら叩き台を元にいよいよスタート。
トップライナー(メロディメーカー)がマイク持ってとりあえずアドリブでガンガン録音を回します。
Aメロのつもりでもサビのつもりでも、なんでもいいんです。
最初から完成されたものを作ろうと思わないこと。
ゴミみたいなフレーズも含めてひたすらアウトプットします。
歌メロのつもりがギターリフになって着地したこともありました。
これが始まってしまえば”放っておいても”意見は出てきます。
その意見は千差万別。
もちろんダメ出しも含めて。
4、ブラッシュアップ
3で出てきたメロディの破片と意見から形を作っていきます。
数あるアイディアから砂金を見つけるようにひかるフレーズやリリックを磨きます。
ここでもいきなり完成を求めずにTry & Errorを繰り返します。
で、しばらくは3→4の繰り返し。
5、歌詞
だいたいの構成とメロディが見えてくる頃に
歌詞のテーマについても並行して意見を出し合います。
で、具体的なリリックもはめ込んで仮歌まで録っちゃいます。
4と5はだいたい同時進行かな…
6、完成にむけて
アレンジ、トラックメイク、バランスを煮詰めていきます。
今までの流れの中で同時進行的に出来上がってくることが常ですが、
全体像を見ながら意見を出し合います。
必要とあらば追加メンバーを招集します。
たとえば三味線が欲しい!!
ってなれば奏者にコンタクトして参加してもらったり。
まとめ
CoWritingがうまく機能する為には
何よりもまず信頼関係。
これがないとより深いところでのゴールの共有はできないし、
自由なアイディアも出てきません。
メンバーの意見に触発されてインスピレーションが湧く。
これのループが出来たらもう何曲でも書けます。
明確なルールはありません。
ましてやマニュアルなんて存在しません。
チームごとに、プロジェクトごとに
最適化されたやり方を都度構築していく柔軟さが必要だと感じています。